固定残業代制とみなし残業代制ってどう違うの?

「固定残業代制」と「みなし残業代制」現在ほとんど同義的に使われる言葉ですが厳密には違いがあるようです。

まず「固定残業代制」ですが、これは例えば一月の残業代が一定の金額に決められており、一月の残業時間が何時間であろうと常に同じ金額が支払われる仕組みのことを指します。「何時間残業しても同じ金額」と聞くと違法性が高そうに感じますが、違法かどうかは一月の残業時間をしっかり想定しているものなのかがはっきりしているか否かにかかっています。

例えば、毎月の残業時間が概ね10時間以内であり、その固定残業代を月5万円と設定していたとします。それで実際の残業時間も概ね10時間以内に収まっていれば何の違法性もありません。しかしこの10時間を大幅に超えるような残業が発生しているにも関わらずその超過分が支払われないのであればそれは違法です。

次に「みなし残代制」ですが、これは一月に少なくともこのくらいは残業するだろうと想定された時間に対して金額を設定されたものです。一定時間までは金額が固定されていますが、設定された時間を超えた分の残業代は別途支給されます。もし支給されなければそれは違法ですので注意が必要です。

「固定残業代制」と「みなし残業代制」どちらも残業時間に対しての金額が一定に設定されており、超過した分に関しては追加分を支給するという仕組みは一緒です。ですが「これくらいの残業時間で収まるだろう」と「少なくともこれくらいは残業するだろう」という考え方の部分に違いがあるのですね。

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